今回紹介する熱帯魚の特長的な泳ぎ方に惹かれたのはあるショップの水槽をなんとなく見ていた時のことです。魚のくせに羽ばたいているように見えるので良く観察してみると、その丸々とした体型に不釣り合いな大きなムナビレを必死に動かして泳いでいる姿が鳥のように見えるのです。その姿は本人?には申し訳ないが大変滑稽に感じました。
アマゾンソードプラントを水槽のなかが見えなくなるくらいにいっぱいに植え込んで、水流を止めて水草が生い茂ったなかのバルーンモーリーの様子をカメラを構えたままじっと観察します。そうするとあたかも自然にできたけもの道のような水草の葉と葉のすき間からあの滑稽で愛らしい姿で競い合うかのようにレンズをめがけて突進してきました。
少々?バランスの悪い愛きょうたっぷりの姿で不器用に泳ぐ姿がこの熱帯魚が登場してからまたたく間に人気者になった理由の一つに挙げられるでしょう。